神奈川県警高速隊は8日、湾岸線(東行き)本牧ふ頭入口料金所付近で2月3日に大型の建設機械を積載し、車幅などの最高限度値を超えた車両を通行させた上、「事故を起こして料金徴収施設などの道路構造物を損傷させた」として、車両の運転手と雇用主の建物解体工事会社を道路法(車両制限令)違反と道交法(過積載)違反容疑で検挙した。
首都高速道路と対応を協議し、関与した運転手など3人と雇用主の建物解体工事会社を書類送致した。
首都高速、過積載車両に積み荷降ろさせる措置
▲軽減措置の実施状況
この事故で首都高速道路は、道路法に基づく行政処分により、事故原因となった大型の建設機械を降ろさせて積み荷を軽減する措置を講じた。
処分を受けた会社は、過去にも同種の違反により行政処分を受けていたほか、首都高速道路が警告書で再三にわたる是正指導を行ってきたにもかかわらず「何ら改善策を講じず、今回の事故を引き起こしたことが判明した」という。
その後の捜査で「積載物の建設機械の重量が最大積載量を超えていたことや、運転手に指示、協力していた者がいた」ことが明らかになり、検挙に至った。